またお手々が生えました
UDCAPとは?
少し前にクラファンがあり、無事終了したVRグローブ型のデバイスです。


軽量かつ通気性も良く操作性がよく、物理的なスティックやボタンがあるので通常のコントローラからの載せ替えもしやすいデバイスです。
スペックとか
| 重量 | 45g (ジョイスティックをのぞく) |
| ハードウェア素材 | PC + ABS |
| グローブ素材 | ナイロン68% + スパンデックス32% |
| 洗浄 | 手洗い可能 |
| センサーの種類 | 弾性センサー |
| センサーの数 | 12センサー |
| キャプチャ範囲 | 21関節角度 |
| キャプチャ解像度 | 0.01度 |
| 転送方式 | 独自規格 2.4 GHz |
| 遅延 | 10ms 未満 |
| バッテリー | 760mAh |
| 使用可能時間 | 10~15時間 |
| 充電時間 | 2時間 |
| ジョイスティック | ホール効果ジョイスティック |
| ボタン | マイクロスイッチ |
| 振動 | あり |
遅延が少ないのも良いですが、ジョイスティックがホール効果ジョイスティックを採用しているのがこだわりを感じますね。
よくあるコントローラーに使われるジョイスティックは抵抗値で判定するのですが、安価な代わりに寿命が短いのでよく壊れていますね(joyコンとかProコンとかデュアルショックとか…etc)
選べるトラッカー
このグローブ型デバイスはトラッキング機能は備えていません。
よって他のトラッキングデバイスを使ってトラッキングをします。
ViveTracker 2018、3.0、Ultimate、TundoraトラッカーやMeta Questのコントローラー(2, 3, Pro)が対応しています。
よく言えばトラッキング性能がデバイス固有の弱点を持たないと言いますか、悪く言えばトラッカーが2台分追加で必要とも言えます。(MetaQuest系の人は追加費用になりませんね)
開封
結構しっかりとしたケースに入っています。
内容物です
本体やスティックモジュール、ドングル、ケーブル類とドングルとトラッカーを固定するパーツが含まれています。
これが本体のグローブです。
本体モジュールには充電用のType-C端子とスティックモジュールの通信用Type-C、操作のボタンと表示用LEDがあります。
グローブを装着した感じ。非常に軽くて薄いので付けてもそれほど蒸れません。
そしてスティックモジュールを取り付けたところです。グローブとスティックモジュールはマジックテープで固定されます。
専用のケーブルを取り付けたところです。
そこに繋げるんかいーって感じですが、ケーブルの固有の固すぎて動かしづらいといったことが起きにくいのでこれは正解かもしれません。
そしてドングル側はこんな感じ。
Type-C メス to Type-A メスなアダプタを付けてくるのはうれしくはありませんが、専用品と割り切りType-Cケーブルのコストカットと思えばまぁ許容できるかな。(長めのケーブルはそれはそれでありがたいので)
USB 3.1と記載されていますが、ケーブル及びドングルはUSB 2.0でした。
正直なんだかんだUSBポートは消耗が激しいのでハブタイプとかにしても良かったんじゃねーとか思ったり。
トラッカーとの接続は足に使っていたTundoraトラッカーにしました(完全に忘れて追加分を買い忘れた)。
取り付けは簡単でトラッカーにある固定用穴にはめてネジで締めるだけ。
グローブの固定は引っかけるだけです。向きがあるので注意しましょう。
セットアップ
まず公式サイトから専用ソフトをDLしましょう。


SetupDriverを起動するともれなくWindowsDefenderに弾かれます。
現時点のv0.1.5のファイルはデジタル署名がされていないようです。正直マイナスポイントですし、そこケチるゲフンゲフンって思ってしまいます。
しょうがないので広い心で受け入れてあげます。
インストール自体はよくある形式なので省略します。
インストーラーが終了するとしれっとドライバーインストーラーが出てきます。ドングルのドライバなのでINSTALLをクリックすれば入ります。
これも一緒に入れてくれよって思ってしまいますね…
他のソフトウェアではインストール途中に案内が出るタイプもあるのでインストーラー次第だと思います。
デバイスドライバーでは正しくドライバが当たっているのが確認できました。(一応これ自体は署名されている模様)
UDCAP Driverを起動して、グローブ本体のボタンを2秒押しすると起動できます。
自分の場合左手はすぐ認識しましたが、右手は検出ができても接続ができていなかった模様。
ペアリングはボタンを3秒ほど長押しするとペアリングモードになります。設定画面のコントローラーを開き、対象のドングルの「接続」ボタンを押せば再ペアリングできます。
トラッキングの設定
今回はTundoraトラッカーを使用したのでトラッキングのオフセットを修正する必要があります。
SteamVRを起動してからUdicapDriverの空間キャリブレーションを開き、右上の空間キャリブレーションのプランからTundoraトラッカーを選ぶだけです。
ViveTracker以外の場合も同様に選択すればOKです。
VRC固有の設定
ドキュメントによると二箇所設定を変更するようにと書いてあります。
設定→コントロール→@アバターにフィンガーとラッキングを使う」をONにします。これは元からONになっていました。
次に設定のアバター→アバターのジェスチャーをOFFにしてくれとのことですが、アバターのアニメーションが切れてしまうのでケースバイケースでしょうか。
自分は表情が動かないのはちょっと困るので意図的にONにしています。
使ってみての感想
良かったところ
やはり軽量でグローブ部分の生地が薄いのでかなり体感は良かったです。
物を持つとかぐらいなら苦にならないレベルですね。
スティックがあるので操作性はIndexコンと大きく変わらないのは良かったです。
良くないところ
スティックの入力が軸となる指がまっすぐの状態と曲げた状態があり、それぞれで入力が直感的にじゃなくなる点が気になりました。まっすぐにした状態で左右に動かすと左右入力ができますが、手を握るとスティックの入力が90度ずれてしまい、左右に入力したいのに上下に入力しないといけないというのがかなりの負担です。
これなんですが、左手のスティックはすでに90度オフセットされているようなので今後修正されそうな予感がします。
それとSteamVR起動時に管理者権限を要求して来るのはやめてもらいたいですね…
あとは費用面でしょうか。
今回クラファンなので24%オフの79,999円ですが通常10万を超えます。加えてトラッカーが1.5万円x2と考えると余裕でお財布にダメージですね。もちろん入手性の悪いですがValveIndexコントローラーは4万程度ですのでなんとも言えないですね…
難しいところ
グローブ型全般に言えますが、入力が特殊な形になりがちです。このデバイスはボタンやスティックを物理的に配置することで比較的Indexコントローラーに寄せています。そこは良いのですが、やはりIndexコンに慣れてしまった体は常に握っていたい気持ちなのか操作がすぐには慣れませんでした。
またトリガーや掴み動作などはどうしてもIndexコンのフィードバック(振動では無くバネや存在自体によるもの)が結構印象に残ってしまっているみたいですね。
Indexコンの代わりになるのか?
当初の目的としてIndexコンの代わりになるのか気になっているところがありました。
結果としては可能性はあるが現時点では難しそうですね。
理由としては前述の通りのスティックが意図した入力にならない問題があります。これが解決できれば十分Indexコンの代わりのグローブ型タイプとしてのデバイスはかなりありだと思います。
次に費用面ですね。ちょっとお高い。正規価格とトラッカーセットと考えるとかなり勧めるには難しい金額帯です。





























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